灼熱Beach Side Bunny SPA HARD攻略

この記事は、東京大学音楽ゲームサークルB4UTのアドベントカレンダーに寄稿したものです。ほかの部員による記事はこちらからご覧ください。

b4utmzi.wixsite.com

 

 

こんにちは。灼熱Beach Side Bunny(A)をハードクリアしました。

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灼熱ハード!

プレイ回数は今作82回でした。今作82回ですが、直近3日間で82回です。ケチってクイックリトライができるプラチナメンバーズカードは持っていないので、本当に82回です。結局これだけやるならプラチナメンバーズカードを買っておいたほうが良かったかなと思います。ケチはやめましょう

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回数の暴力

これにより(未解禁曲がいくつかありますが)未難が実質灼熱 Pt.2 Long Train Runningのみになりました。またおまえかよ、がんばるぞー

ずっと苦手だった皿曲の最難関(のうちの一つ)をハードできて、興奮冷めぬまま意識していたことをちょっとだけ書こうと思います。1Pサイドを前提とします。DPはプレイしていません。無限番煎じですが、情報はないよりあったほうがええ!

 

なお、この記事を書くにあたってTextageさんの譜面画像をお借りしました。

textage.cc

粘着のしかたと目安

正直、結局皿曲は(少なくともハード段階では)皿を体に染み込ませてやりまくるしかないと思っています。というわけで実際にハードを狙うにあたっては連奏できるPREMIUM FREEが一番丸いかなと思います。第1トリルを抜けられるのが安定すると(第2トリルが勝負になってくるあたり)、1回で1分半、選曲を入れると2分弱かかるので、その場合は水曜の曜日ボーナスTIME FREE(5分で100円)や(できれば100円でできる土曜の)STEP UPの復習フォルダが選択肢に入ってくるでしょう。自分は、PREMIUM FREEではLEGGENDARIA譜面が最低1曲選べる都合上、KAMAITACHI(L)のEX-HARDを同時に狙っていたので(こちらはできていませんが)PREMIUM FREE 6分を選んでいました。

 

最小BPは70ぐらいであれば十分すぎるほどだと思います。自分は80ですが…ほんの最後の2,3小節で落ちたことが何度もあったので、その時のリザルトがBP60程度だったことから「最小80だけど…ええか!」と雑に粘着していました。適当にツイッターとかで検索掛けるとBP60程度でもハードしている人はちらほらいるみたいです。

オプション

結局オプションはRANDOMでした。灼熱のミソは、なんと言ってもトリルです。実は、(第2トリルではなく)第1トリルの出来で結構決まってしまいます。1P鏡(一般に当たりとされている?わかりませんけど)の場合、トリルが13→24→35といった形で綺麗に横にずれていくため、綺麗すぎる譜面が苦手な場合乱で崩したほうがいいのではないかなと思います(この理由で綺麗さの残るR-RANは使いませんでした)。

鏡では、いきなりトリルが13から始まりホームポジションからずらして押さなければいけません。33小節から34小節にかけて57→13の大移動があって厳しいのと、37小節ラストの配置が餡蜜するにしろ押しにくいです。これが嫌でした。

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第1トリル、鏡

各所のメモ

以下の譜面画像はすべて鏡です。ご注意ください。

 序盤(第1トリルまで)

 

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序盤

繋ぎましょう。

 

第1トリルと第2トリルの間で8分のリズムで3つ押しを4回する箇所がありますが、これの配置は13小節目ラストの配置と全く同じものが降ってきます。右手のみで捌こうとする場合変なところ(136とか?)に来ると咄嗟には捌けないので、どこに来るかを前もって見ておくとよいです。「ピピピ|ピピピ|ピピピ|ピー」のとこです。もう覚えた

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いきなり3つ押し

第1トリル

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第1トリル

出たね難所 まず全部覚えましょう

 

特にLIGHTNING筐体では、旧筐体に比べてちゃんとリズム通りに(大きく外さないで)回さないとガッツリハマってしまいます。そのため緩急だけでなく枚数もしっかり覚えておかないと厳しいです。できればここで40%ぐらいは残したい

 

横認識の鬼になるのがポイントです。RANDOMで崩していれば鏡のように13→24→35と横に動いているなあという縦認識を捨て去りやすいのでおすすめです。横認識をしていると、途中に時々現れる皿が8分だけのところ(33小節後半など)で鍵盤と同期を取ることが容易になります。ここの8分頭の鍵盤が1鍵や2鍵に来ているとS+1,S+2として片手で処理しやすいためラッキー

 

灼熱のトリルは遅い!! 早く押しすぎてハマっちゃうことが多くあったので、遅め遅めを意識するといいです(たぶん)

トリル餡蜜はしないほうがいいと思います。全然成功しませんでした。(場所が固定できる鏡でも)

 

35小節の皿は16分逆餡蜜でどうにかなります。全部で偶数枚なので押しで始まれば引きで終わります。35小節の一番最後(16分の16個目)には鍵盤がないことに気をつけます。あとにノーツがないので押しすぎても特に支障はないですが

 

37小節の最後の同時押しは粘着してみればわかりますが、正規鏡ほど絶望的なのはあんまり降ってきません。37小節には24分がなく16分のみでリズムも簡単なので、手首皿のプレイヤーであればこの小節だけ手首皿でやってしまうと楽かもしれません。

 

第1トリルと第2トリルの間

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寄ってくれ…

回復です。

 

正規鏡だと26に相当するところがたくさん降ってくるので、乱にして67とかに固まってくれると嬉しい(運ゲー

 

42小節の頭では序盤でカンニングしておいた3つ押しが降ってきます。正直ここは減らすところではないので、しっかり取りに行きましょう。42小節前半2拍の皿は8枚なので、積極的に16分逆餡蜜しちゃおう 楽ですよ

 

45小節の4拍目にずれて5レーンぐらいに鍵盤が降ってきます。片手力がないとしんどい わたしはありません 耐えよう

 

第2トリル

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第2トリル

灼熱をやる上での鬼門の第2トリルですが、

  • 全体的に第1トリルより皿が薄い(ので第1トリルとおんなじ感じでやってるとハマる)
  • 曲がわかりやすく皿の音が鳴ってる(気がする)

ことを意識するとだいぶ良くなります。超激ヤバがヤバぐらいになる

ここでは第1トリルよりいっそう横認識を意識します。50~54小節ではトリルが歯抜けになっていますが、乱で崩して横認識して、8分皿との同期を図ることにより対処します。

 

45小節から16分で8枚来ている流れで46小節に突入するので45小節の後半で崩れていなければ押しで入ればトリル地帯にも押しで入ります。45小節の5レーンで崩れていないことが重要です。

 

47小節は46小節の裏から入ることに気をつけます(が、ここで取りこぼしてもたいしてゲージは減らないので軽く見ててよいです)

 

48小節後半は8分皿のみでスッカスカなので、ここで8分表拍の鍵盤と同期を取ります。ここから4分の休みがないため、小節頭でどちらの向きに回す必要があるかを覚えておく必要があります。49小節の終わりに24分があってよくわからないですが、48小節に押しで入っていれば、50小節頭は押しになります。50小節のリズム自体は簡単なので、小節頭がしっかり取れていることが重要です。

 

48小節に押しで入っていれば、51小節頭も押しで入ります。24分皿があって感覚を崩されやすいので、51小節8分の4個目の正規S+2のところが押しになることを意識します。ここでは皿が8分でスッカスカなので、6連皿で枚数がずれていると十中八九BADハマりを起こします。ここの8分皿では鍵盤と同期を取ります。ここは鏡だと1鍵や2鍵に来ていてやりやすいですね

 

ここまでの流れを画像にまとめました。

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第2トリルの押し引き 案外変則的じゃない

小節頭の押し引きに気をつけることで案外どうにかなりそうということがわかります。

 

52小節以降ですが、よく見ると枚数がせいぜい5連皿で、リズムも単純なところに置かれていることがわかります。一山越えました。…が、(それゆえ?)皿の密度が薄い!!今までのようにぶん回しているとBADハマりを起こして死にます。難関の第2トリルのラストなので、ゲージは死にそうなほどまで減っているはずです。52小節後半から53小節抜けにかけては丁寧に回すことを心がけます。連皿譜面ではなく皿複合譜面だと思って処理するとよいです。手首皿のプレイヤーは53小節入りで手首皿に切り替えるのもいいかもしれません。

 

ブレイク

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意外に鍵盤が広い

 つかの間の休息…ですが、ブレイク入り54小節頭は53小節の16分16個目の鏡3鍵のせいで縦連になっていることに気をつけます。また、ブレイク終わり61小節4拍目も縦連に鳴っています。大した回復量がないところであり、難所ではないのでこぼすわけにはいきません。見逃しはガッツリ減りますので気をつけましょう。

 

全体的に3つ押しが主体で右片手で処理しようとすると(片手慣れしていない人にとっては)難しい配置が現れやすいです。皿側に連皿がほぼないので、1鍵から3鍵にかけては左手を出して押したほうがよさそうです。

 

ラスト前

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意外にむずい

ここから16分鍵盤が多めになってきます。鍵盤の取りこぼしはガッツリ減ります。鍵盤を取りこぼさないために鍵盤に意識を傾けることになりますが、それゆえ皿側の注意は薄くなりがちです。皿のリズムが複雑ですが変則的ではないので覚えておくことがいっそう重要であるといえます。

62~64小節の4拍目にある16分3連からの同時押しみたいな配置はここまでの譜面ではなく、片手力が足りていないと減る要因になります。小節頭の2個同時押しをしっかり取るように意識することがコツ…なような気がします(それ以前の三連は1~3拍目で押しているところと同じなので)

67小節の1拍目や68小節の2拍目にある24分鍵盤のジャラララってところが5レーンに手をかける必要があり取りこぼしやすく減りやすいです。

 

67小節から68小節にかけて、皿が1枚か2枚でスッカスカです。しかも68小節には8分1個分の休みが入りますが、16分裏から休みに入るのでつかみにくいです。ここでは回しすぎによるBADハマりが極めて起こりやすいので特に注意します。

 

幸い、小節頭は67小節以外回し始めになっていて、小節頭を意識することでリズムキープができます。他にも、特徴的なリズムがある66・69小節の「ダダッダダッダダッ」というところは気にかけておくとよいです。

 

ラスト

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何?

なんですかこれ?

灼熱は第2トリル抜けたら勝ち、そう思っていました。でもそれは段位までの話でした。82回の挑戦のうち、10回は第2トリルを抜けました。が、鍵盤が多すぎて全然拾えなかったのでハードゲージだと普通に落ちてしまうのです。

 

皿を完璧に覚えた上で、完全に見ない。爆発とかノーツが消えてるところとかが視界の端の方に映っているのを感じて、適宜緩急を調整する。それしかありませんでした。でも、今までの皿曲のハード粘着って思えば全部そうだったなあという気がして、具体的な攻略がここまで書けただけ良かったのかなあ、とか思います。特に73・74・75小節にそれぞれ24分7連皿があるところとか、The Chaseを思い出しませんか。懐かしいなあ…とか勝手に感情になってるわけです。ああ、訳わからんこと言い出したよ、でも譜面が訳わからんのでいいか

 

強いて言うならば、62~65小節と70~73小節はリズムがほとんど同じなのですが、72小節と73小節の16分2個目の位置に皿が一枚追加されています。これかな~り陰湿。小節頭の単皿なのでラスト前ではリズムキープに使っていたノーツが使えなくなっている。ありえない 人の心がない

 

実は灼熱では24分7連皿はここにしかありません。73・74・75小節では今までにないぐらいぶん回しましょう じゃないと取れないので

 

75小節の後半、無心になって16分皿を回しながら単鍵16分を拾って、76・77は親切に終わります。ここで2,3回落ちましたけどね。残ってる4%とかのゲージとの勝負です。1個落としたら落ちるかもしれない状況下でこれやるのはしんどいです。ただただしんどい。

 

77小節、きれいな8分皿を拾っておしまいです。お疲れさまでした……

 

おわりに

皿曲最難関(の一つ)である灼熱ですが、なんにも分かっていなくても、なんにも押せていなくても、回数と意識でハードはできます。その意識で自分はハードできましたが、他の誰かが灼熱をハードしようと思ったとき、ほんの少しでも自分の意識が参考になればと思いこの記事を書きました。灼熱の攻略記事は山程ありますが、もし検索やサークルのサイトからこの記事に至った方がいらっしゃればその方に向けて、灼熱ハードへの後押しができていれば光栄です。ありがとうございました。

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ところでこれはなに?